ベビーパウダーと聞くと、赤ちゃんがあせも予防のために使うものというイメージがあるかもしれません。
しかしベビーパウダーは様々なケアに用いられる低刺激のパウダーです。
ではニキビやニキビ跡には有効なのでしょうか?
ここではニキビやニキビ跡がベビーパウダーで治るのか?について考えてみましょう。
ベビーパウダーとは?
ベビーパウダーはタルクとコーンスターチでできているパウダーであり、肌に並んだ鉱物の粉末(タルク粉末)が毛細管現象で汗を吸い上げて、蒸発を防ぐため、肌の摩擦や蒸れを軽減する効果があります。
しかし塗りすぎてしまうと、毛細管現象が働きにくくなり、汗の蒸発をベビーパウダーが阻害してしまうこともあるのです。
ベビーパウダーをファンデーション代わりに使用する女性は多いです。
赤ちゃんのあせも予防として用いられるベビーパウダーですが、皮脂を吸収し、毛穴に詰まりにくくなる効果があるとされており、ファンデーションやフェイスパウダーとして使用する方がいます。
ベビーパウダーはニキビには効果なし?!
ニキビは毛穴が閉じた状態で角栓や皮脂、汚れなどが詰まった状態である白ニキビ状態や、白ニキビの角栓が増えて、毛穴が開いて黒く見える黒ニキビ、アクネ菌が異常に繁殖して炎症を起こしてしまっている赤ニキビなどがあります。
これらのニキビの状態で、ベビーパウダーを使ってしまうと、毛穴にベビーパウダーが詰まって逆にニキビを悪化させる可能性があるのです。
ベビーパウダー=ニキビやニキビ跡に効果があるというのは、本当の話ではありません。
逆にベビーパウダーが毛穴に詰まってニキビを悪化させる恐れもありますので、ニキビケア目的でベビーパウダーを使うことはおすすめできません。
ニキビの治療は自己流で行うと、悪化してしまい、ニキビ跡になってしまうリスクが非常に高いです。
ひどいニキビでお悩みの場合には、皮膚科などの医療機関に行って治療をした方が賢明でしょう。