ストレスには温度変化や騒音などの物理的なもの、薬物や活性酸素などのストレス、感染や炎症など生物的などのストレス、不安や怒りなど心理的なストレスがあります。
過剰ストレスはニキビの原因
ストレスは誰でもありますが、過剰なストレスを感じることで自律神経のバランスを崩し、男性ホルモンが分泌過剰になってしまいますので、肌トラブルになってしまいます。
自律神経は交感神経と副交感神経から構成されており、ストレスを感じると交感神経が優位になり、リラックス状態になると副交感神経が優位になります。2つの神経がバランスよく働くことで気分よく生活をすることができます。
しかし、交感神経が働きアドレナリンの分泌がされ、さらに男性ホルモンからはアンドロゲンの分泌がされます。この二つは皮脂の分泌を促すホルモンですから、通常より皮脂が多量になり、ニキビが発症することにつながります。ニキビができる原因は毛穴に皮脂がつまってしまうことですが、過激なストレスも大きな要因になっています。
ストレスを感じないために
脳内物質ノルアドレナリンは、ストレスを受けることで、脳内ではノルアドレナリンが過剰分泌されます。これが原因でキレやすい性格や、うつ病になることがあります。何か欲しいと思ったときに、ドーパミンが分泌されます。過食症や買い物依存症がこれに当たります。
セロトニンは、ノルアドレナリンとドーパミンのバランスを保つ働きをしています。アンバランスになることで、脳はストレスを感じてしまいます。セロトニン神経が活性化することは、平常心を保てるようになり、寝起きもよく、頭も活発になってきます。
このセロトニンは太陽光を浴びることでスイッチが入りますので、通勤のときに歩いたり、公園の散歩や、また、主婦は洗濯物を干しながら太陽の光を浴びることです。普段、外に出ない人も意識して太陽光を浴びることが大切です。
運動不足という人も多いですが、毎日適度な運動をすることが大切です。運動することが苦手という人は、家の近所をウォーキングするだけでも効果があります。ラジオ体操やヨガなど、5分でも構わないので運動をおススメします。
激しい運動をして満足度を得るというよりも、適度なリズムを刻むことが大切なようです。また、食生活も大切な要素です。体内でセロトニンを作るためにビタミンB6が必要です。炭水化物やバナナなどに含まれています。