ニキビができてしまったら、一日でも早く治したいと思います。しかし、自分の症状にあった治療をしなければ意味がありません。自身のニキビの症状を認識して正しく治療を目指していきましょう。
肌別スキンケア方法
普通肌…皮脂と水分量のバランスがよい肌状態ですので、ニキビが比較的できにくい、でてきても直ぐに治りやすい肌です。しかし、季節や年齢によって普通肌でも乾燥タイプと皮脂タイプに分けられます。洗顔はよく泡立てて、Tゾーンは指先で丁寧に行います。ニキビ部分はこすらないようにして、炎症を起こさないように気をつけます。化粧水も少量ずつ繰り返してつけていきます。
脂性肌…皮脂が多く水分量も多い肌タイプです。皮脂は時間の経過することで酸化してしまい、赤ニキビや吹き出物も出やすくなります。脂性の人はノーメイクのときも洗顔には気をつけ、クレンジングの後に蒸しタオルを利用すると毛穴も開き皮脂の汚れも落としやすくなります。
混合肌…Tゾーンの皮脂が多く、口周辺と目元は水分量が少ない肌質です。皮脂が多い部分だけ、指先で泡をころがしていくように丁寧に洗うなど、部分別に対応をする必要があります。
乾燥肌…水分と皮脂も両方する少ない肌タイプですから、弱く小じわも出来やすい部分があります。皮脂膜も少ないために肌の水分が蒸発しやいために十分な保湿が必要です。水分量が少ないために毛穴が細くなり皮脂がつまりニキビ原因になります。この肌タイプは、洗顔は特に肌への摩擦をおさえることが大切です。
洗顔の大切さ
洗顔に用いる石けんは刺激の少ないものを選びます。刺激があることで返ってニキビを悪化させる原因になりかねません。
まずは、毛穴を開かせるためにお湯で顔を洗います。もちろん、蒸しタオルなどを利用しても構わないでしょう。タオルを袋に入れて電子レンジで0.5~1分ほど温めます。お風呂に入った後に洗顔することで、毛穴が開く条件は揃います。
ぬるま湯は、肌質によって温度を変えます。脂性肌は「36~38℃」、乾燥肌は「34~36℃」、敏感肌は「28~32℃」くらいで洗います。
石けんをネットに入れて、よくよく泡立てます。肌に指が直接触れないくらい弾力がある泡を作りましょう。
泡ができたら、いよいよ洗顔ですが、顔に泡を乗せて円を描くように丁寧に洗っていきます。指が触れないように目元、口元など丁寧に洗っていきます。最終てきに先ほどの肌別のお湯ですすいていきます。顔だけにお湯が触れるように泡が残らないようにすすぎます。
最後の仕上げは、冷水を使って毛穴を引き締めます。これで、毛穴も目立たなくなります。乾いた新鮮なタイルで顔を押すように水分をふき取っていきます。これで、終了です。洗顔は一日に2回までですので、これ以上は必要以上に洗顔することで必要な皮脂や角質まで落としてしまいます。