これまで海外で使用されていた過酸化ベンゾイル、あるいは過酸化ベンゾイル配合のニキビ治療薬ですが、近年国内でも販売が可能となりました。外国ではニキビ治療薬の第一候補として挙げられるほど一般的な治療薬なので、その効果を確かめていきましょう。
殺菌効果
過酸化ベンゾイルを語るうえでまず挙げられる効果が殺菌作用です。
肌を炎症させる菌を殺菌することで、常に清潔な肌を保ち続けられます。刺激が強いため、すでに炎症しているニキビよりも白ニキビの段階で使用することが推奨されます。
殺菌された肌は、ニキビを予防する効果もあるため、ニキビの再発防止という意味でも高い効果が期待できるでしょう。
ピーリング効果
古い角質が邪魔となりニキビ対策の効果がイマイチ発揮できないこともあります。
そんな時に、過酸化ベンゾイルがあれば、角質を溶かし殺菌効果を浸透させやすくなります。この相乗効果が過酸化ベンゾイルの強みであり、肌の奥まで効果を浸透させる原動力となるのです。
ただし、その性質上敏感肌の方やその他肌が元来弱い傾向にある方は慎重に使わなくてはなりません。
刺激の強さと注意点
ピーリング効果は刺激が強く、副作用を伴うケースもあります。何となく肌がピリピリするくらいで済む場合もありますが、中にはアレルギー反応を起こす方もいるため、経過をじっくり観察して時には医師に相談しましょう。
購入時も個人輸入ではなく、医師に相談して購入することを強くオススメします。刺激が強いため、医師監修のもと使用しなければ正しい経過観察を行えない可能性があるためです。
また、使用する際には肌のバリア機能を高めてから使用する方法も検討しましょう。化粧水など、肌の調子を整えてから使用すると副作用が現れないケースも見受けられます。ニキビ治療で余計に肌へダメージを与えていては目も当てられないため、念には念を入れて使用しましょう。